三和エステート30周年記念酒造り!レポート(最終)

掲載日:2023年12月15日 カテゴリー:三和エステート
三和エステート創業30周年を記念したオリジナル日本酒造りもいよいよ最後の工程になりました。
米、米麹、水をもとに酵母の力で発酵させた醪 (もろみ) を「搾る」ことで酒と酒粕に分けることで日本酒になります。
そして本日は、お手伝いにご応募をいただきました、竹山龍幸オーナーにもご協力をいただいての作業です。



醸造樽の蛇口をひねれば出来上がった醪(もろみ)が出てきます。
発酵を終えたものをこすことで、私たちが普段味わっているような澄んだお酒になるのですが、その前段階のお酒です。
いわゆる「どぶろく」や「もろみ酒」とも呼ばれているもので、もちろん飲むことが可能です。
とろりと甘く、お米の食感も楽しめます。


醪 (もろみ) を酒と酒粕を分ける工程を上槽 (じょうそう) といい、これは発酵の完了した醪を酒袋に詰め、圧力をかけながら搾り、酒と酒粕に分離する作業のことを言います。
リブロムさんでは圧搾機を用いられており、昔の道具は欅や銀杏などの硬質の木材で作られたものが一般的だったようですが、現在は鉄製で内側にステンレスの板を貼り付けたものが広く使われているようです。


酒袋という太めの繊維でおられた細長い袋に醪を詰めていきます。


醪を詰めた酒袋の口を綺麗に折りたたんで機械の中に並べていきます。
こぼれてしまうとお酒の中にお米が入ってしまうのでひとつひとつ丁寧に並べていきます。
最初は醪の自重で搾り、途中からゆっくり機械で圧力をかけながら絞ります。


この酒袋に醪を詰める作業や酒袋を積み重ねる作業は手作業で行うためとても手間がかかるのですが、こちらを竹山オーナーにも体験していただきました。
この絞りの工程で手間をかけることが、口当たりの優しい、美味しいお酒になるポイントとも言えます。


そして、作業をお手伝いいただいた醍醐味!
竹山オーナーには、搾りたてのお酒を試飲していただきました。まさに一番搾り!

私もひと足お先に飲ませていただいたのですが、ほんのりと巨峰が香る、まるで白ワインのような味わいで、これまでに口にした日本酒とは全く違う、お酒に強くない私でも飲みやすいなと感じました。
ほのかな琥珀色がおしゃれで、とても美味しかったです。


30周年の記念として、とても素晴らしいお酒ができたのではと思います。
ご協力いただきました、竹山オーナー、リブロム様、本当にありがとうございました。

※こちらのお酒を抽選でご提供する予定でしたが、諸般の事情によりプレゼントは中止にさせていただきます。楽しみにしていただいた皆さまには、大変申し訳ございません。

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【今回ご協力いただいている醸造所】
LIBROM Craft Sake Brewery (リブロム)様
URL:https://librom.jp/

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